クルーズ氏、メーン州代議員ほぼ独占 強引な戦略との反発も
選出された20人の中でただ1人、トランプ氏を支持しているのは同州のルパ―ジュ知事だ。同知事らは、メーン州ではもともと、党大会で2回目以降も党員集会の結果通りに投票する代議員団を選出することで各陣営が合意していたと主張。クルーズ氏を「裏切り者」と非難した。
ルパージュ知事は「クルーズ陣営は欲深い悪党集団だ」と声を荒らげた。これに対してクルーズ氏の側近は、陣営間の合意はもともと成立していなかったと反論している。
党幹部の1人として代議員団に加わるアレックス・ウィレット氏もトランプ氏の支持者だが、代議員団選出の結果についてはあきらめ顔で、「クルーズ陣営は全米で強引な戦略に出ている。正攻法で指名を獲得することが不可能だと分かったから、このようなやり方をするしかないのだ」と語った。