世界最高齢の米女性が死去、116歳 長寿秘訣は睡眠など
(CNN) ギネス社は13日、世界最高齢と認定していた米ニューヨーク・ブルックリン居住の女性スザンナ・マシャット・ジョーンズさんが12日夜に死去したと発表した。116歳だった。
めいによると、過去10日間は病院の入退院を繰り返していた。就寝中に息を引き取ったという。
米団体「老人学研究グループ」によると、ジョーンズさんは1800年代に生まれた最後の米国人だった。3世紀にわたって生き延びたことになる。
ジョーンズさんは以前、長寿の秘訣(ひけつ)として睡眠、清潔な生活、物事を前向きにとらえるエネルギーや愛情を注ぐことなどを説明したことがある。喫煙や飲酒もしなかった。
米デトロイト郊外に住んでいた女性のジェラレアン・タリーさんが昨年、116歳で死去したことに伴い、世界最高齢となっていた。ジョーンズさんの死去で、新たな世界最高齢者は数カ月若いイタリア在住の女性エマ・モラノさん(116)になるとみられる。
世界最高齢の男性は、イスラエルに住む同国人のイスラエル・クリスタルさんの112歳。世界最高齢の記録は、1997年に死去したフランス人ジャンヌ・カルメンさんの122歳だった。
ジョーンズさんは1899年7月6日、南部アラバマ州ラウンズ郡で生まれた。子ども10人のうちの上から3番目で、黒人少女たちの特別学校に通学した。父親は綿花を摘んで一家を養っていたという。
ジョーンズさんは1923年にニューヨーク市に移り、住み込みの家政婦や子どもの世話役などとして働いた。めいやおいの人数は100人に達するという。安い給料をやりくりして、最初に授かっためい3人を自力で大学に通わせたことを明かしたこともある。