米大統領選は躍進のチャンス? リバタリアン党の実態を探る
リバタリアンの核となる原則を巡っては多くの議論がある。CNNは今回、こうした議論に深入りするのではなく、現代のリバタリアンに直接取材しその思想の現状を探った。
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ゲーリー・ジョンソン氏
ジョンソン氏は2012年に続き今年もリバタリアン党の大統領候補となった。「政府がやることが増えればそれだけ我々の自由は減少する。政府の縮小と個人の自由の拡大を支持するのがリバタリアンの考え方だ」と述べる。
ビル・ウェルド氏
副大統領候補のビル・ウェルド元マサチューセッツ州知事。最近になって共和党からリバタリアン党にくら替えしたため、副大統領候補に選出された際には議論を招いた。ただ、決選投票では党代議員の過半数の票を集めている。
ウェルド氏はこの投票を前に、リバタリアン党は「第三の道」を体現していると言及。「我々は社会問題については寛容で包摂的な立場を取る一方、経済面では保守的だ。二大政党のどちらにも当てはまらない」と述べた。
オースティン・ピーターソン氏
リバタリアン党の熱烈な支持者で、党の候補指名をジョンソン氏と争った。リバタリアンの思想について、「財政面では保守的」だと指摘する。社会問題に関しては「他人に押しつけない限り何でもあり」の立場を意味するという。