テロのリスク高めるけど善良――労働者階級の白人有権者から見たイスラム移民とは
キリスト教的価値観が米国で「攻撃を受けている」との見方も強い。労働者階級の白人の6割以上は、米国ではキリスト教的価値観が攻撃にさらされていると答えた。
こうした見方は若年層よりも高齢層に幅広く浸透している。労働者階級の中でも65歳以上の層では、73%がキリスト教的価値観が攻撃にさらされていると回答。一方、30歳未満の層で同様の回答をしたのは41%にとどまった。
トランプ氏への投票を考えている白人労働者階級の人々のうち、キリスト教的価値観が攻撃されていると答えたのは81%。一方、クリントン氏の支持者でこうした見方を示したのは31%だった。
CNNとKFFの共同調査は8月9日から9月5日にかけて、成人1614人を対象に電話で実施された。このうち701人が自分は労働者階級の白人だと答えた。こうした成人は非ヒスパニックの白人でかつ4年制大学の学位を持っていないか、25歳未満の場合には学校に通っていない。統計上の誤差はサンプル全体でプラスマイナス3%。