ロシアのスパイ船、米東部沖に出没 黒海では米艦に模擬攻撃
別の同省高官によると、兵器搭載のスホイ24型攻撃機が同艦から200ヤード(約183メートル)以内に接近し、海面から300フィート(約91メートル)の高度を時速約570マイル(約917キロ)の速度で通過した。同艦の甲板上空は飛ばなかったものの、海軍は模擬攻撃を仕掛けたと判断したという。
また、海上哨戒機のイリューシン38型機と別のスホイ24の計2機も近くを飛行。ポーターの乗組員が無線連絡を試みたものの、応答はなかった。
国防総省高官はロシア軍機のこれらの行動について危険であり職業軍人としての規範に反すると批判した。一方、ロシア国防省の報道官は14日、地元メディアに自国軍の航空機は危険な行動は一切起こしていないと述べた。「黒海を航行する米艦船ポーター近くで今月10日に実施したロシアの軍用機の飛行に関連して問題はなかった」と主張した。
レオノフはビシュニヤ級の情報収集艦だが、ポーターとロシア軍機の今回の遭遇が起きた際にも同級の1隻がポーターを追跡していたという。