トランプ氏の言動「白人至上主義阻止に効果」は3% 世論調査
ワシントン(CNN) トランプ米大統領が白人至上主義者の活動を阻止すべき大統領としての言動や行動を示していると判断する米国民はわずか3%に過ぎないことが米キニピアック大の最新世論調査で23日わかった。
35%はトランプ氏は白人至上主義勢力に影響を与えていないと認識。59%は同勢力を鼓舞しているとし、過半数は偶然と言うより意図的に勇気づけていると回答していた。
党派別に見た場合、共和党支持者の74%はトランプ氏の振る舞いは白人至上主義者の現状認識に影響力を及ぼしていないとし、18%はけしかけていると受け止めていた。
一方、民主党ではコメントや行動を通じて鼓舞しているとしたのが90%で、約3分の2は故意の行動だとした。
米バージニア州シャーロッツビルでは今月12日、集会を開いた白人至上主義グループと、対抗デモを実施した反対派が衝突し、死傷者が出た。トランプ大統領は両者に非があるとする発言を示し、人種差別主義者などとの非難を浴びた。
トランプ氏は22日、アリゾナ州フェニックスでの演説で自らの言動を弁護し、憎悪を煽る勢力は非難したと主張した。
キニピアック大の今回の調査は8月17~22日、登録済み有権者1514人を対象に実施した。