幼児の遺体発見、行方不明の3歳児か 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州当局は22日、道路の下を流れる排水溝から幼い子どもの遺体が見つかったと発表した。州内では2週間以上前から行方不明となっている3歳の女児の捜索が行われており、発見された遺体はこの女児である可能性がある。
同州リチャードソンに住むシェリン・マシューズちゃんは今月7日未明、家の裏庭にいるところを養父が見たのを最後に行方が分からなくなっている。
養父は警察に対し、「牛乳を飲もうとしなかった」罰として、同日午前3時ごろにシェリンちゃんを外へ連れ出したと説明。家から30メートルほど離れた木の近くに1人で立っているように言ったという。15分ほどたって養父が戻ると、シェリンちゃんの姿は消えていた。
養父が警察に通報したのはその5時間後だった。警察によればこの養父は幼児を置き去りにして危険にさらした疑いで逮捕、起訴されたが、その後保釈されている。
排水溝で幼児の遺体が見つかったのは22日の午前11時ごろ。警察は、この遺体発見に関連した逮捕者は出ていないとしている。
検視官による遺体の確認はまだ行われていないものの、警察の広報担当者は遺体について、シェリンちゃんである公算が「極めて大きい」としている。幼児の死因は現時点で確定していない。
シェリンちゃんの捜索には米連邦捜査局(FBI)、連邦保安局、行方不明並びに搾取された子どものための国立センターなど、多くの法執行機関が参加。警察犬部隊やヘリコプターも動員してシェリンちゃんの家の近所や周辺地域をしらみつぶしに探していた。