トランプ氏の支持率37%、不支持は59% 米紙世論調査
(CNN) 米大統領選での勝利から1年を目前にしたトランプ氏の仕事ぶりについて尋ねた最新の世論調査で、支持するとの回答は37%にとどまり、不支持の回答が59%を占めたことが6日までに分かった。
調査は米紙ワシントン・ポストと米ABCニュースが実施した。それによると、支持しないと答えた人の50%は「強い不支持」を表明している。
同紙によれば、歴代大統領のうち、1年目のこの時期に支持率から不支持率を差し引いた数字がマイナスを記録したのは、第2次世界大戦末期に就任したトルーマン元大統領だけだった。
トランプ氏が「正直で信用できる」とは思わないと答えた人は、今年4月の58%からさらに増えて65%を記録した。
経済の分野で同氏に「非常に良い」または「良い」業績を期待する人の割合は、就任前の61%から44%に低下。同様の割合はテロ対策で13ポイント、人種問題では12ポイント、医療保険制度改革では18ポイント低下した。
就任後に成し遂げたことは「ほとんど、または全くない」と答えた人が半数を超え、主要な選挙公約をほぼ守っているとの回答は4割を切った。同氏の就任以降、世界での米国の指導力が「弱まった」と答えた人は53%に上り、「強くなった」は26%、「変わらない」が20%だった。
北朝鮮の核開発問題について、同氏が責任を持って対応できるとの信頼感を持っている人は32%にとどまり、51%が「全く信頼していない」と答えた。
ロシアによる米大統領選への介入疑惑をめぐり、同氏が「犯罪を犯した」との見方を示す人は49%に上ったが、「確固とした証拠がある」との回答はこのうち19%にとどまった。犯罪の可能性は低いと答えた人も44%を占めている。