米マスメディア業界の大物2人、セクハラ告発で停職
CNNへの書簡でスラッシュ氏は「私と一緒にいる女性が不快な思いをしたり、私が不適切な行動を取ったりしたことがあったなら謝罪する」と述べる一方、記事の内容は自分の記憶と大きく食い違っているとも弁明した。
同氏はさらに、数年前から私生活や健康面での問題が相次ぎ、大量の飲酒でそれをしのいできたと告白。今年6月以降は一切酒を飲まずにカウンセリングを受け、まもなくアルコール依存症の通院治療を開始する予定だと説明した。
また、CBSテレビは同日、報道番組の司会などを務めるチャーリー・ローズ氏の降板を発表した。同氏に体を触られたり、不適切な電話をかけられたりしたとする女性8人の訴えを、ワシントン・ポスト紙が報じたことを受け、ただちに処分を決めた。8人のうち3人は記事の中で実名を明かしている。
ローズ氏がインタビュー番組を持つ米公共放送(PBS)も、同氏の出演番組の放送を中止すると発表した。
ローズ氏は同紙に寄せた談話で「不適切な行動を深く謝罪する」と述べたが、「全ての主張が正確だとは思わない」とも主張。合意のうえでの行為と誤解していたことを示唆し、「この件では大変多くのことを学んだ」と強調した。