米ホワイトハウス、国務省長官の入れ替え検討か 後任にCIA長官案

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国務省のティラーソン長官(左)とトランプ大統領

国務省のティラーソン長官(左)とトランプ大統領

ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスが数カ月以内に、国務省のレックス・ティラーソン長官を米中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ長官に入れ替える人事案を検討している。複数の政府当局者がCNNに明らかにした。

複数の関係者によれば、ポンペオ氏の後任のCIA長官には、タカ派のトム・コットン上院議員(共和党)が起用される見通しだという。ティラーソン国務長官が退任する時期は、まだ確定していない。

トランプ大統領は30日、ホワイトハウスで記者団から、ティラーソン国務長官の慰留を望むかどうか質問され、「彼はここにいる。レックスはここにいる」とコメントした。

ホワイトハウスのサンダース報道官は、発表すべき人事はないと述べ、「ティラーソン長官は今も国務省のトップだ。全閣僚が、多大な成功を収めたトランプ大統領政権の最初の1年を無事終わらせることに集中している」と語った。

米紙ニューヨーク・タイムズは30日、ティラーソン長官を交代させる人事はホワイトハウスのジョン・ケリー首席補佐官が画策し、年内または来年初めにも実施される見通しだと伝えた。

ティラーソン長官とトランプ大統領の間では、数カ月前から対立が鮮明になっていた。ティラーソン長官は大統領を「馬鹿」と形容したとされ、トランプ大統領はティラーソンの外交努力について「時間の無駄」と切り捨てていた。

政界全体でもティラーソン長官に対する支持は薄れつつあり、「辞任するかどうか」ではなく、「いつ辞任するか」の問題になっていたという。

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