米、北朝鮮のICBMを「KN22」と分類、新型の見方強める
ワシントン(CNN) 北朝鮮が28日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)について、米国防関係者が「KN22」という名称を使い始めた。この名称は、今回発射されたミサイルが新型ICBMだったという見方が米国内で強まっている表れだと、国防当局者は話している。
7月に2度にわたって発射されたミサイルは、「KN20」と分類されていた。
北朝鮮は今回のミサイル発射について、新型ICBM「火星15」の実験を行ったと主張。朝鮮中央通信(KCNA)は、「超大型の重量弾頭」を搭載できる能力があり、米本土の攻撃も可能だと伝えていた。
米国務省のティラーソン長官は30日、中国に対し、北朝鮮に対する圧力を強めるために「石油でもっとできることがある」と強調。「石油を完全に停止しないまでも、もっと抑えてもらいたいと頼んでいる。北朝鮮が前回テーブルに就いた時は、石油の供給カットが最も効果的だった」と指摘した。
関係者によると、米国と中国はワシントンの国防大学で29日、国防問題に関する協議を行い、危機管理や誤算の防止、誤解のリスク低減について話し合ったという。