トランプ氏からのセクハラ訴える女性3人が記者会見 米
ワシントン(CNN) トランプ米大統領にかつて体をさわられたりキスを強制されたりしたと訴えている女性3人が11日、記者会見で当時の状況などを詳しく語った。
会見に臨んだのは、不動産会社の受付を担当していたレイチェル・クルックスさんと、2006年のミス・ノースカロライナに選ばれたサマンサ・ホルビーさん、飛行機でトランプ氏と乗り合わせたことのあるジェシカ・リーズさん。
クルックスさんは05年に唇へのキスを強制されたと主張している。会見では、セクハラの前歴を持つ人物は政治生命を絶たれて当然なのに、トランプ氏は大統領の座に居座っていると非難した。
ホルビーさんは、トランプ氏がミス・コンテストの出場者をチェックしていたと主張する。
機内で胸をつかまれ、スカートに手を入れられそうになったというリーズさんは、米国で最近、政治家や著名人が相次いでセクハラ行為を告発され、責任を問われている状況に言及。それなのにトランプ氏は追及されていないと指摘した。
会見を主催した制作会社のブレーブ・ニュー・フィルムズは最近、トランプ氏からセクハラを受けたと語る女性たちについてのビデオ作品をまとめた。
トランプ氏を告発している女性は少なくとも15人。このうち13人が直接の被害を受けたと語り、残る2人は不快な行為を目撃したと話している。全て大統領就任前のケースだ。
ホワイトハウスのサンダース報道官は11日、トランプ氏の大統領当選よりはるか前の話で、本人も全面的に否定していると主張した。
一方で一部の民主党議員らからは、セクハラ行為が多数指摘されていることを理由に、トランプ氏の辞任を求める声も上がっている。