トランプ氏、マクロン仏大統領を国賓として招待へ 就任後初 CNN EXCLUSIVE
ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領が今年、フランスのマクロン大統領を正式な国賓としてワシントンに招待する見通しであることが23日までに分かった。外交に携わる情報筋2人が明らかにした。大統領就任後、こうした形での招待は初めてとなる。
公式訪問の日程はまだ確定していないが、情報筋によればホワイトハウスが週内にも発表する可能性があるという。トランプ大統領は今週、スイスのダボスで開催される世界経済フォーラム(WEF)の年次総会 (ダボス会議)に出席する。
トランプ大統領の任期1年目を通してホワイトハウスは世界の首脳を数多く招待してきたが、豪華な公式晩餐(ばんさん)会を共にする国賓として招くケースは一度もなかった。
就任1年目に1人の国賓も迎えなかった米国大統領は、過去数十年でトランプ氏のみ。これについてホワイトハウスは、具体的な理由を説明していない。
昨年7月には、トランプ氏がメラニア夫人とともにマクロン大統領の招待を受けてフランスを訪問。革命記念日の14日に、パリのシャンゼリゼ通りで行われた軍事パレードを眺めるなどして過ごした。2カ月後の国連総会でマクロン大統領と会談した際、この時のパレードに大変感銘を受けたと語っている。
マクロン氏はこのほど英BBCのインタビューに答え、トランプ氏について「従来の政治家ではない」との見解を示した。そのうえで「極めて直接的な関係」を築いており「非常に頻繁に」やりとりを交わしていると述べた。