トランプ氏、昨年6月にマラー氏解任を指示か 米紙報道
(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは25日、トランプ米大統領が昨年6月、ロシアによる米大統領選介入疑惑を捜査しているマラー特別検察官の解任を求めていたと伝えた。
同紙が関係者4人の話として伝えた。
それによると、ホワイトハウスのマクガーン法律顧問がトランプ氏の指示を強硬に拒否し、従うくらいなら辞任するとの構えを示したため、トランプ氏は思いとどまった。
関係者2人が同紙に語ったところによれば、トランプ氏は当時、自身のゴルフ場やマラー氏が以前勤務していた法律事務所をめぐる利益相反に懸念を示したという。
トランプ氏は昨年12月、マラー氏の解任は考えていないと明言したが、その可能性を指摘する声は多い。
マラー氏がトランプ氏本人の聴取を検討しているとの報道を受け、トランプ氏は24日、宣誓の上で聴取に応じる意向を示し、「楽しみにしている」と語った。