米ミズーリ州知事を起訴、他人のヌード写真撮影の罪
ワシントン(CNN) 米ミズーリ州のエリック・グライテンズ知事が22日、他人のヌード写真を本人の許可なく撮影・転送したとして、プライバシー侵害の罪で起訴された。同知事を巡っては、不倫相手の女性を脅迫するなど不適切な性的関係が伝えられ、同州セントルイスの検察が捜査に乗り出していた。
グライテンズ知事は22日に発表した声明で、「知事に就任する前に個人的な過ちがあった。犯罪はしていない」と強調した。
ミズーリ州のKMOVは先月、2015年にグライテンズ知事と不倫していたとされる女性の元夫の証言について報道。不倫関係にあったとされる女性が、自分たちの性的関係について口外しないよう、グライテンズ氏が脅迫しようとしたと語る音声の内容も伝えていた。
グライテンズ知事は不倫は認めたものの、脅迫については否定してる。
起訴状によると、グライテンズ知事は、他人のヌード写真を本人の同意なく撮影し、その画像を転送して、コンピューター経由でアクセスできる状態に置いたとされる。 検察は、こうした形で画像を転送したことが、プライバシー侵害の重罪に当たると判断した。
関係者によると、グライテンズ知事23日に首都ワシントンで開かれる全米知事協会の会合への出席は見合わせた。この日はペンス副大統領主催の昼食会が予定されている。