薬物投与してレイプ、外科医と交際相手を訴追 数百人が被害か 米
(CNN) 米カリフォルニア州当局はこのほど、少なくとも2人の女性に薬物を投与してレイプしたとして、外科医の男とその交際相手の女を強姦などの疑いで訴追した。当局は外科医の携帯電話内にあった動画を調べた結果として、被害者は数百人に上る可能性があるとの見方を示している。
訴追されたのはグラント・ウィリアム・ロビショー容疑者とセリッサ・ローラ・ライリー容疑者。2人は整った顔立ちで、ロビショー容疑者は4年前にリアリティーテレビのデート番組に出演して人気を博していた。犯行にあたっても自分たちの外見や魅力を利用していたという。
捜査の進展について問われた同州オレンジ郡の検察は19日、被害者とみられる人物6人が新たに名乗り出たほか、これまでに30人以上から通報があったと明らかにした。 一方、両容疑者の弁護士は犯行を否定している。
検察によれば、捜査関係者は一連の犯行について、ライリー容疑者がまずバーやレストランで女性に声をかけ、ロビショー容疑者を呼ぶ手口だったとみている。
同州ニューポートビーチでの事件では、両容疑者が2016年4月に32歳の女性に出会い、後日パーティーに招待。酒に酔ったところで女性をロビショー容疑者のアパートに連れて行き、薬物を投与してレイプした。犯行の様子は動画に収められていたという。
その6カ月後には、別の女性もバーで両容疑者と酒を飲んだ後、アパートで性的暴行を受けたと訴え出たという。
両容疑者は先週逮捕され、10万ドルを支払って保釈された。罪状認否は来月25日に予定されている。