14万円のコーヒーカップを購入、米空軍に説明求める声

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空中給油・輸送機「KC10」の機内でカップを持つ軍人/US Air Force

空中給油・輸送機「KC10」の機内でカップを持つ軍人/US Air Force

ワシントン(CNN) 米空軍が貨物機内で利用するために1個1280ドル(約14万円)もするコーヒーカップを購入していたことがわかり、議員から購入の経緯を明らかにするよう説明を求める声が上がっている。

米空軍のウィルソン長官は今月初め、過度に高価なカップの購入について停止していると明らかにしていた。しかし、共和党のチャック・グラスリー上院議員(アイオワ州選出)は先ごろ送った手紙の中で、そもそもなぜ高価なコーヒーカップを購入したのか説明を求めている。

グラスリー議員によれば、それより前に送付した手紙の中で、より安価な代替品について調査しなかったのかといった点やこの加熱用のカップが本当に必要だったのかと尋ねたが、米空軍が3Dプリンターや他のテクノロジーを使って予備部品のコスト削減の方策を探っているという返答はあったものの、代替品の調査などに関する言及はなかったという。

空軍はCNNの取材に対し、指摘のあった高価なコーヒーカップについては、すでに購入を取りやめていると明らかにした。

グラスリー議員は10月2日にウィルソン長官にあてた手紙の中で、高価なコーヒーカップについて言及していた。これより前、トラビス空軍基地が今年、コーヒーカップ1個につき1280ドルを投じていたと報じられていた。16年のカップ1個の価格は693ドルだった。

この手紙への返答としてウィルソン長官は16年以降、約400個のコーヒーカップに対し、32万6785ドルを支出したと述べていた。

カップ費用の上昇については7月、米メディアが、トラビス空軍基地で、コーヒーカップの壊れやすいプラスチック製の持ち手を交換するためのより費用対効果の高い方法として3Dプリンターの利用を試みていると報じていた。

空軍は当時、声明で、落とした際にカップの持ち手が壊れやすく、代替部品が入手できないために、入れ替えに数千ドルの支出が発生することになると説明していた。

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