4千万円超の寄付集めた美談はでっち上げ、ホームレスとカップル起訴
ところが捜査の結果、マクルーア被告が友人に「ガソリンを待つ部分は完全な作り話。気の毒に思ってもらうためにでっち上げる必要があった」などのメールを送っていたことが判明。ダミコ被告との間で、公共料金が払えないことや借金がかさんでいることについて話し合っていたことも分かった。
ボビット被告が2012年、フェイスブックに今回とそっくりの話を書き込んだ投稿も見つかった。
クラウドファンディングサイトは、寄付を寄せた1万4000人全員に全額を払い戻すことを約束しているという。
マクルーア、ダミコの両被告は14日夜に出頭し、その後釈放された。ボビット被告はフィラデルフィアで拘束されている。
ボビット被告は数カ月前、自分のために集めた寄付金をカップルが手放そうとしないとして提訴していた。
もし3人の間で金銭を巡る争いになっていなければ、寄付金をだまし取ることに成功していたかという質問に対して、検察官は「そうなっていた可能性は大きい」と話している。