「爆弾低気圧」が襲来、車の立ち往生相次ぐ 米コロラド州

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米中部で「爆弾低気圧」が猛威を振るい、風雪の被害が拡大している/Jacob Byk/AP

米中部で「爆弾低気圧」が猛威を振るい、風雪の被害が拡大している/Jacob Byk/AP

(CNN) 米中部に「爆弾低気圧」による冬の嵐が襲来し、ハリケーン級の強風や吹雪をもたらしている。コロラド州では車を運転していた約1100人が身動きできない状況に陥った。

同州エルパソ郡の報道官は「人命救助に全力を注いでいる」と強調。「これは通常のコロラドの嵐ではない」と警告した。

あまりの猛威に、警官は交通事故に対応するよりも、車両を放棄して自ら避難することを余儀なくされている。エルバート郡の責任者は「救助隊を救助している状況だ」と明かした。

州警察によると、ウェルド郡では、52歳の男性警官が救助活動中に車にはねられて死亡した。悪状況でのスピード出し過ぎが要因になった可能性もあるとみて調べている。

今回の嵐は13日に爆弾低気圧に発達。コロラド州を通過してグレートプレーンズや中西部の一部に向かっている。

爆弾低気圧は急速な気圧低下で発生する現象で、24時間で少なくとも24ヘクトパスカルの低下を示すと「ボンボジェネシス」と呼ばれる。今回の嵐では12日朝から33ヘクトパスカル低下し、現在も勢力を強めている。

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