裏庭から母親の遺体、幼少期の家の改修で発見 米
(CNN) 米フロリダ州ジャクソンビルで2014年、男性が幼少期を過ごした家の改修で裏庭を掘ったところ、母親の遺体が見つかる事件があった。9日の公判で検察が冒頭陳述を行い、事件の詳細を明らかにした。
家の改修ではボニー・ハイムさんの頭がい骨などが発見された。ボニーさんは1993年1月に行方不明となり、遺体も見つかっていなかった。
検察によると、当局はボニーさんの遺体発見をきっかけに、失踪時の夫マイケル・ハイム被告を逮捕。殺人容疑で訴追した。
州検察幹部は公判で「真実はいつも裏庭に埋まっていた」としている。
弁護士によると、マイケル被告はボニーさんとの結婚生活に問題を抱えており、以前から第一容疑者に挙げられていた。
しかし、被告は一貫して無罪を主張。93年の失踪直後にはCNN提携局WJXTの取材に、ボニーさんは夫婦関係の問題から自宅を離れたと話し、「彼女は幸せを感じられず家を出たがっていた。止めることはできなかった」と説明していた。
弁護側は、検察には合理的な疑いを超えて有罪を立証するに足る証拠がないとしている。
息子のアーロン・フレイザーさんは当時3歳だった。WJXTによると、母親の失踪後、福祉職員に「パパがママに暴力を振るうの」と証言したほか、「パパがママを撃った」「起こそうとしたけど無理だった」とも語っていた。
検察によると、ボニーさんの遺体は裏庭のシャワーパレットの下から発見され、付近では22口径の薬きょうも見つかった。マイケル被告は22口径の小銃を所有していた。