米ハワイで小型機墜落、スカイダイビング客ら11人死亡
(CNN) 米ハワイ州のオアフ島でスカイダイビングのグループを乗せた小型機が墜落、炎上し、11人全員が死亡した。
オアフ島ノースショアの飛行場で21日午後6時半ごろ、離陸直後の双発機が墜落した。消防隊員が到着した時点で、機体は炎に包まれていた。飛行場には見送りの家族も居合わせ、墜落現場を目撃したという。
当初は死者9人と発表されたが、ハワイ州の運輸当局は22日、11人が死亡したと発表した。死者の名前は正式に発表されていない。
このうち1人は、米軍出身でプロ・スカイダイバーのラリー・レマスターさんだった。妻のアンナ・エルキンスさんは22日、フェイスブックへの投稿で、レマスターさんは大好きなスカイダイビングで亡くなったとコメント。夫が生前から何度も繰り返していたように、「だれかが嘆き悲しんで人生の1分でも無駄にすることを、本人は決して望まないだろう」と書き込んだ。
国家運輸安全委員会(NTSB)のチームが調査のため、ハワイの現地へ向かった。
飛行場は州運輸当局が米軍用地の一部を25年間のリース契約で借りて運用。滑走路1本が主に民間のグライダーやスカイダイビングのツアーに使われている。