トランプ米大統領、南北非武装地帯の訪問を検討
ソウル(CNN) トランプ米大統領は今週末に予定される韓国訪問の際、北朝鮮との軍事境界線沿いにある非武装地帯(DMZ)を訪問することを検討している。
トランプ氏は大阪で主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した後、韓国を訪問する。
文在寅(ムンジェイン)韓国大統領の報道官が24日に語ったところによると、トランプ氏と文氏は30日に会談する。
韓国大統領府の当局者はCNNに、トランプ氏の滞在中に両首脳と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による3者会談が開かれる予定はないと語った。
米ホワイトハウスの当局者はDMZ訪問についての質問に対し、明確な回答を避けた。トランプ氏の詳細な日程は確定していない部分もあり、発表の段階にないことを示唆した。
トランプ氏は2017年11月の訪韓時にDMZの視察を計画したが、悪天候のため中止していた。
トランプ政権からはこれまでにペンス副大統領、ティラーソン前国務長官、マティス前国防長官がDMZを訪れている。
韓国と北朝鮮は昨年成立した軍事分野での合意に基づき、DMZの地雷や監視所を撤去するなど緊張緩和措置を進めている。
トランプ氏と正恩氏の間で昨年6月に実現した史上初の米朝首脳会談は、開催地となったシンガポールのほかにDMZも候補に挙がっていた。