米大統領選、J・ウォルシュ氏が共和党予備選に立候補表明 トランプ氏と対決へ
(CNN) 保守系ラジオ番組の司会者で、米イリノイ州の下院議員も務めたジョー・ウォルシュ氏が25日、2020年の米大統領選で共和党からの指名を目指し立候補すると発表した。再選を狙うトランプ大統領に挑む形となる。
ウォルシュ氏はABCの番組で「大統領選に立候補する」と明言。「できることは何でもする。彼(トランプ氏)を勝たせたくない。国に彼を勝たせる余裕はない。もし予備選で敗れても、本選で彼に票を投じることはない」と述べた。
ウォルシュ氏は22日の時点で、出馬について極めて前向きに検討していると明かしていた。25日にはトランプ氏を「正気じゃない」、「気まぐれ」、「冷酷」、「無能」などと酷評した。
保守派の市民運動「ティーパーティー(茶会)」からの支持を得て下院議員に当選した経歴を持つウォルシュ氏。過去にはオバマ前大統領やヒラリー・クリントン氏に対する発言が物議をかもしたこともあった。
ウォルシュ氏に先駆け今年4月には、元マサチューセッツ州知事のウィリアム・ウェルド氏が共和党からの出馬を表明。7月にはサウスカロライナ州の下院議員だったマーク・サンフォード氏もトランプ氏との対決を検討していることを明らかにした。
ただ上記の3氏が実際に出馬したとしても、トランプ氏を破る見込みは低そうだ。世論調査会社ギャラップによると、共和党支持者の間でのトランプ氏に対する支持率は88%に達する。