姉妹同士の将軍が初めて誕生 米陸軍
(CNN) 米陸軍は8日までに、同軍では初めてとみられる姉妹同士の将軍が誕生したと発表した。
この姉妹は陸軍ネットワーク技術司令部のマリア・バレット司令官(少将)と、妹で軍医総監室で業務担当副参謀長を務めるクララ・ロディ准将。准将は今年7月、大佐から昇進していた。
陸軍の報道担当者はCNNの取材に、女性は結婚後、姓名を変える場合があるため女性の将軍全員の姉妹関係を調べたり名前の比較などが必要だとしながらも、今回の姉妹同士の将軍の誕生が初の事例であることはまず間違いないと述べた。
バレット司令官は米タフツ大学で国際関係論で学士号を得て卒業。1988年に陸軍の予備役将校訓練課程を経て少尉として任官していた。
ロディ准将は米海軍大学の名誉卒業生で、公共行政研究や武術、科学や国家安全保障・戦略研究で修士号を修得。
年齢が近い2人は米マサチューセッツ州ボストン近郊のフランクリンで育ち、高校では同じサッカーチームでプレーした逸話も持つ。
ロディ准将は一貫して兵士になる夢を抱き続けていた。陸軍の報道担当者によると、准将には娘2人がいるがいずれも陸軍に入隊しているという。
一方、バレット少将は将来の道として美術学校への進学や外交官を考えていたという。陸軍でサイバー関連の軍務に就き始めたのは「ほとんど偶然」と振り返った。
米陸軍は1901年、従軍看護隊を発足させると共に初めて女性の入隊を認めていた。