はしか患者がディズニー訪問、感染拡大を警告 米加州
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の公衆衛生当局は24日までに、同郡に居住するはしかの患者が先週、ディズニーランドを訪れたことが判明し、数百人規模に感染する恐れがあるとして体調の異変などに気を付けるよう警告した。
声明によると、この患者は今月16日早朝、ロサンゼルス西部のスターバックスに入店した後の現地時間の同日午前9時15分ごろ、ディズニーランドへ向かったとした。
同日のこの時間帯に同一の場所に居合わせた住民らには最長で21日間、はしかの症状が現れる恐れがあると指摘。感染の可能性がある時間帯や場所などについての新たな情報も今後提供するとした。
感染が心配な場合、高熱や説明がつかない発疹などの症状に注意し、自らの体調を7〜21日間は監視するよう要請。高熱、せき、涙目などの初期症状や最後に発疹が出た場合、家内にとどまり保健衛生機関へ即座に連絡するよう求めた。
また、妊娠中や幼児を抱えたり、免疫抗体が弱く、ワクチン接種を受けていなかった場合で感染の危惧があったのなら出来るだけ早めに保健衛生機関に通報すべきとも強調した。
カリフォルニア州南部では今年8月、はしかに感染したニュージーランドの10代少女が複数の人気観光地を訪れる騒ぎもあった。
ロサンゼルス郡内で今年これまで報告されたはしかの発症例は19件となっている。