米新聞社銃撃、被告が有罪認める 従業員5人を殺害
(CNN) 米メリーランド州アナポリスの新聞社「キャピタル・ガゼット」で昨年6月に起きた銃撃事件の被告が同州の裁判所で有罪を認めたことが29日までにわかった。同紙と米ワシントン・ポスト紙が伝えた。
ジャロッド・ラモス被告はキャピタル・ガゼットの事務所を襲って銃を乱射し、従業員5人を殺害した罪に問われた。米国でジャーナリストが犠牲になった事件としては、2001年9月11日の同時多発テロ以来、最悪の惨事となった。
裁判は数日後から開廷する予定だったが、ラモス被告はその前に殺人や殺人未遂、暴行など23件の罪を認めたという。
法廷文書によると、被告は数年前、ソーシャルメディア上で元同級生に嫌がらせをしていた経緯をキャピタル・ガゼットに報じられ、同社を名誉毀損で訴えたが敗訴していた。
銃撃事件で死亡した被害者の同僚らは、被告が罪を認め、裁判で罪を争う必要がなくなったことに安どの表情を示した。