トランプ氏の弾劾裁判、上院で実質審理始まる 追加証拠で攻防

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ウクライナ疑惑をめぐり、米上院で本格的な審議が始まった/Senate TV

ウクライナ疑惑をめぐり、米上院で本格的な審議が始まった/Senate TV

(CNN) トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾(だんがい)裁判は、上院で21日から実質的な審理が始まった。初日は新たな証拠の採用など、裁判の進め方をめぐって与党・共和党と野党・民主党の攻防が展開された。

上院共和党トップのマコネル院内総務は20日夜、裁判の手順を定める決議案を公表。検察官役の下院民主党とトランプ氏の弁護団による冒頭陳述をそれぞれ2日間で計24時間以内とし、民主党が求める新たな証人の招致や文書提出を認めるかどうかは採決によって決めるとの内容だった。

これに対して民主党側は、トランプ氏側が行為の「隠ぺい」を図る内容だと反発。共和党の一部からも懸念を示す声が上がった。

マコネル氏が上院で読み上げた決議案では、双方の冒頭陳述の期間が2日から3日に延長され、追加の証人や文書は採決で否決されない限り認められるとの文言に変更された。

続いて上院民主党トップのシューマー院内総務が、決議案にホワイトハウスや国務省からの証拠提出と追加の証人招致を盛り込む一連の修正案を提示した。

マコネル氏に通じる複数の情報筋によると、同氏は審理を10日前後で完結させたい構え。22~24日に民主党、25日と27、28日にトランプ氏弁護団の各冒頭陳述、29~30日に上院議員からの質問、31日に追加の証人や文書の採用が否決されれば同日中に無罪判決へ、というシナリオが考えられる。

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