米民主アイオワ州委員長が辞任、党員集会集計作業の混乱受け
(CNN) 米民主党のアイオワ州委員長を務めるトロイ・プライス氏が12日に辞任した。同党が声明で明らかにした。
大統領選に向けた民主党候補者選びの初戦となる同州の党員集会で、集計結果を出せなくなる混乱が生じた責任をとったとみられる。
プライス氏は党の州中央委員会委員に宛てた辞任届で「党委員長として、今回起きたことを大変申し訳なく思うとともに、アイオワ州民主党を代表し、あらゆる不始末の責任を負う」と謝罪した。
今月3日に行われたアイオワ州の党員集会では、新たに導入したシステムに不具合が発生。最終結果の発表が大幅に遅れ、混乱が広がった。
結果発表後も複数の陣営から間違いを指摘する声が相次ぎ、州民主党は結果の一部についての再調査を余儀なくされていた。
プライス氏は州中央委員会の緊急会合を15日に開き、暫定的な州委員長を選出する意向を表明。この委員長の下で、再調査の作業を完了させるとした。