米マイアミビーチの公園、再び閉鎖に マスク無しなどルール違反約8千件
(CNN) 米フロリダ州マイアミビーチ市の海岸に面した公園が、立ち入り禁止解除から1週間もたたないうちに再び閉鎖された。同公園には数千人が、新型コロナウイルス対策のマスクを着用せず、他人との距離を置くソーシャル・ディスタンシングも守らない状態で詰めかけていた。
マイアミビーチ警察は4日、サウスポイント公園を無期限で閉鎖すると発表した。警察は1日~3日にかけ、マスクを着用していなかった7329人と、他人との距離を保っていなかった470人あまりに口頭で警告していた。
マイアミビーチ市は4月29日に新型コロナウイルス対策の制限を緩和して、サウスポイントを含む市内数カ所の公園やレクリエーション施設を再開していた。
ただし入場者は常時顔を覆わなければならず、グループは10人未満とし、他のグループとは1.8メートル以上の間隔をあけることが条件とされた。組織的な活動やスポーツ、講習会などは禁止されている。
市政代行官を務めるジミー・モラレス氏によれば、サウスポイント公園ではルールを徹底させようとした職員が市民らの反発に遭い、ルールには従ってもらえなかった。3日にはサウスポイント公園の駐車場を閉鎖したが、人混みを減らす役には立たなかった。
モラレス氏は「従わない人が何百人もいたのでは、ソーシャル・ディスタンシングを徹底させることはできない。市民や警官を守るための最善の措置として、同公園の閉鎖を続けることにした」と強調している。