ゴーン被告の逃亡手助けした疑い、米で元兵士など2人逮捕
ゴーン被告は、両容疑者が運んでいた2つの箱のうちの1つに潜んでいたとされる。
荷物は空港でスキャンされることなく保安検査を通過し、プライベートジェット機に積み込まれて、トルコへ向けて出発した。2日後の12月31日、ゴーン被告は出身国のレバノンへ脱出したと発表した。
捜査当局は、ピーター容疑者が5月20日に出発予定のレバノン行きの便を予約していたことを突き止め、同容疑者と父のマイケル容疑者の逮捕に踏み切った。
マイケル容疑者は過去にも逃亡劇にかかわった経歴の持ち主だった。米紙ニューヨーク・タイムズは、2008年にアフガニスタンの反政府勢力タリバーンに記者が拉致されたことを受け、マイケル容疑者を雇っていた。
マイケル容疑者がボストンで経営している警備会社の「アメリカン・インターナショナル・セキュリティー・コーポレーション」は、主要国際空港の「脆弱(ぜいじゃく)性評価」を行っていると主張していた。