山火事現場で「炎の竜巻」、米カリフォルニア州で観測

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ロイヤルトン火災で発生した煙がじょうご状になる様子=15日、カリフォルニア州/Dylyn Walker via Reuters

ロイヤルトン火災で発生した煙がじょうご状になる様子=15日、カリフォルニア州/Dylyn Walker via Reuters

(CNN) 米カリフォルニア州北東部のロイヤルトン付近で発生した火災現場で、炎や煙が上空に巻き上げられて起きる「火災竜巻」が観測された。

火災竜巻は15日にロイヤルトン火災の現場付近で発生した。米国立気象局は、火災によって火災積乱雲が発生しているとして、竜巻警報を発令。火災に誘発されて、約27メートルの強風を伴う竜巻が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけていた。

火災積乱雲は、火災や火山噴火を原因とする猛烈な上昇気流の上に形成される。火災竜巻は、火災による上昇気流が煙や炎、粉塵(ふんじん)を巻き上げて、火災現場の上空に渦の回転を生じさせることで発生する。

巨大な火災竜巻は人的被害を伴うこともある。2018年にカリフォルニア州で発生した火災竜巻では、「カー火災」の消火に当たっていた消防士など数人が死亡した。

カリフォルニア、オレゴン、コロラドの各州では山火事の発生が相次いでおり、米全土が熱波に見舞われる中、火災が一層燃え広がる恐れもある。

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