トランプ氏、ミシェル夫人を批判 女性参政権100年の記念式典で
(CNN) トランプ米大統領は18日、女性参政権の100周年を記念するホワイトハウスでの式典で、17日の野党・民主党全国大会で演説したミシェル・オバマ前大統領夫人を強く批判した。
ミシェル夫人は事前に収録された演説の中で、トランプ氏について「職務を果たす能力を証明する時間はいくらでもあったのに、明らかにお手上げ状態だ」と語り、他者に共感する能力が決定的に欠けているなどと指摘した。
トランプ氏は式典でこの演説への感想を問われて「彼女はお手上げ状態。はっきり言って生で演説をするべきだったが、そうしなかった」「分断をあおる性質が極めて強い内容だった」と述べ、すぐに別の話題に移った。
ミシェル夫人は米国人に最も尊敬される女性として名前が挙がることも多く、オバマ氏の任期が満了した時点の好感度は69%に達していた。
トランプ氏はこの日、19世紀に女性参政権運動を率い、女性の参加が認められていなかった1872年大統領選に投票して有罪となったスーザン・B・アンソニー氏に恩赦を与えると発表した。