住宅地で花火が爆発、2人死亡 住民に避難命令 米カリフォルニア州
ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア州南部オンタリオで16日、商業花火の大規模な爆発があり、市消防局によると2人が死亡、1人が軽傷を負った。
爆発は現地時間の午後0時半ごろ、ロサンゼルスの東部約55キロの現場で発生。住宅1棟で火災が起き、警察や消防が駆けつけた。
携帯電話で撮影された映像には、大きな黒煙が上がる様子が映っている。
Ontario explosion right near our home!!! We are literally down the street!! pic.twitter.com/gPgCBPeBWm
— Reina (@Reinajimenez88) March 16, 2021
市の広報は「大きな爆発だったので、周りの家もある程度損傷したのではないか」と話している。
現場近くに住むライナ・ジメネズさんは、少なくとも3回の爆発があったと証言、「最初の爆発はまるで地震か、近くで何かが倒れたようだった」「2回目の爆発はもっと大きく、すごい音がして家全体が揺れた。夫は3度目の爆発が起きた時に撮影を始めた。この爆発もものすごく大きく、また家が揺れた。私たちは爆発がこの家に及ぶことを心配して、子どもたちに避難の準備をさせた」と語る。
死者が出たのは爆発が起きた地域内で、2人の身元は公表されていない。現場の住宅からは複数の人が避難した。ほかにも1人の軽傷が報告されている。爆発の原因などは捜査中。
近隣の地域には避難命令が出され、消防当局は住民に対して現場に近づかないよう呼びかけている。
消防によると、複数の建物が損壊し、がれきまみれになっている。消防隊は現場のすぐ近くにいた馬少なくとも1頭を避難させた。
同市では花火が禁止されていて、売買や保管、使用、持ち込みもできない。
しかしジメネズさんによると、5年前から大きな花火の音が聞こえるようになり、「1週間に1回ほど、夏の間や7月4日が近づくと花火が鳴っていて、私たちはそれに慣れていた」という。この問題について、アプリ経由で苦情が寄せられたこともあったとジメネズさんは話している。