米空軍の訓練用ドローン、海岸に漂着 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州の海岸にこのほど、米空軍が訓練で標的として使用する全長約6メートルのドローン(無人機)が流れ着く出来事があった。
ドローンは空軍の兵器評価プログラムで使われるもので、19日にフロリダ州パームビーチ郡のボイントンビーチで見つかった。空軍によって素早く回収され、人々が危険にさらされることはなかった。
第53航空団の報道官はCNNの取材に対し、BQM―167Aは小型の標的用ドローンで軍全体で特に訓練演習で使われると述べた。兵器システムの試験や実弾を使った演習で操縦士の訓練に利用されるという。
空軍の当局者がボイントンビーチに呼ばれ、数時間でドローンを回収した。報道官によれば、今回見つかったドローンは2~3期間前の訓練時に撃ち落された可能性が高いという。第53航空団は1年を通じて訓練を行っており、ほぼ毎月に1度、訓練演習を実施している。
空軍によれば、ボートなどによって回収されたドローンは修復と試験をへて、再利用されるという。
報道官によれば、すべての練習用ドローンには電話番号が記されており、ドローンを発見した地元の法執行機関や民間人に対して空軍基地に連絡するよう指示している。