2基地への移民の子どもの収容、米国防総省が承認
(CNN) 米国防総省は24日、米保健福祉省から要請されていた、同伴者のいない移民の子どもを一時的に米テキサス州にある2つの基地に収容することについて承認した。
国防総省のカービー報道官によれば、ラックランド空軍基地では子どもたちは空いている寄宿舎に滞在することになるほか、フォートブリス陸軍基地では空き地に一時的な家屋が建設される。
カービー報道官によれば、保健福祉省は子どもたちの受け入れの準備のため即座に割り当てられた区画を利用できるようになる。保健福祉省が子どもたちの拘束を担当するほか、施設内での子どもの健康や支援についての責任を持つ。
米国南部の国境では同伴者のいない移民の子どもの流入が続いている。連邦法では国境で拘束した子どもたちは72時間以内に保健福祉省に引き渡し、保健福祉省が子どもたちの世話を行う。
しかし、新型コロナウイルス流行による制限や国境を越える移民の急増から米政権は同伴者のいない未成年に対して適切な保護施設を見つけるため奔走していた。