米フロリダ州の公立学校、「黙想」の時間を導入へ 州法成立

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フロリダ州のデサンティス知事が、公立学校へ「黙想」の時間を導入する法案に署名した/Joe Raedle/Getty Images

フロリダ州のデサンティス知事が、公立学校へ「黙想」の時間を導入する法案に署名した/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米フロリダ州で14日、公立の初等・中等学校に来年度から、始業時に黙想の時間を取り入れる法案が、州知事の署名により成立した。

この法律は、全学年の1時限目に少なくとも1分間、最大で2分間を黙想のために毎日時間を取ることを、各公立学校の校長が教師に課すことを義務付けるもの。

ロン・デサンティス州知事(共和党所属)は法案への署名に先立ち、同州サーフサイドのバルハーバーで「おのおのの生徒たちに毎日、内省する力を与えることが出来る、また自らに合う形でお祈りが出来ることはとても大事なことだ」と述べ、「あらゆる制度から神を追い出せる、そしてうまくいくという考えを、申し訳ないが建国の父たちは信じていなかった」と話した。

法案は今年3月、94票対24票の賛成多数で州下院を、4月には32票対6票で州上院を通過した。同法は7月1日に施行される。

この州法の成立に反対した議員らは、学校に祈りを取り入れることになるとして同法を批判した。反対票を投じた民主党所属のオマリ・ハーディー州下院議員は14日、「法案を提出した共和党議員は、学校での祈りについてのものではないと言っている(もちろん祈りについてだと決まっている!)」とツイートした。

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