米国民53%、ワクチン接種後に予防策緩和 国勢調査局
(CNN) 米国勢調査局は29日までに、米国成人の約53%が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた後、コロナ禍で実施していた予防策を緩和していたとの最新調査結果を公表した。
米家庭を対象にした意識調査で、ワクチンの投与後、防疫策を強めたと報告したのは約4%。対策の内容に変化はないとしたのは約43%だった。
人種別に見た場合、予防策を減らしたのは白人が最も多いとみられ、比率的には65%だった。一方、備えを低減させなかったのは黒人の間に目立ち、75%が変化はないあるいは強化したと回答していた。
また、子どもを養育する世帯では、子どもがいない家庭に比べ、対策の手綱を緩めていない傾向もうかがえた。
今回調査は今年6月23~7月5日に実施。米国内では調査の実施前、インドで初めて判明した変異株(デルタ株)が感染拡大の60%以上を占める主因となっていた。