陽性判定の生徒が登校、80人以上が自宅隔離に 米ネバダ州
(CNN) 米ネバダ州リノの中学校で、新型コロナウイルス検査で陽性と診断された生徒が新学期初日の9日に登校し、接触した可能性のある生徒80人以上が自宅隔離を強いられる事態になった。
同州ワショー郡保健局によると、生徒はこの2日前、保護者とともに陽性と判定されていたにもかかわらず、保護者が9日に生徒を登校させた。
接触した可能性のある生徒たちは自宅隔離を強いられ、10日から遠隔授業が始まったという。
同校のブランドン・ブリンガースト校長は影響を受けた生徒の保護者に宛てた書簡で、ワクチン接種を完了している子どもについては、保護者が学校にワクチンカードを持参すれば、すぐに対面授業に出席できると説明した。
それ以外の子どもについても、8月14日またはそれ以降に検査を受けて陽性が確認され、症状がなければ17日から登校を再開できるとしている。
学校区は陽性と判定された生徒や保護者に関する情報を公表していない。この保護者は、ワショー郡保健局や学校関係者と連絡を取ることを拒んでいるという。
米国では新型コロナウイルスの症例数が急増する中で新学期が始まり、まだ12歳未満のワクチン接種ができない中で、全米の学校が安全対策に力を入れている。
テキサス州やフロリダ州のように、学校でのマスク着用義務付けをめぐって自治体と州知事が対立している州もある。