米独立系団体、「ゾディアック・キラー」の身元特定と主張 当局は「依然捜査中」

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米サンフランシスコの警察署による手配書とサンフランシスコ・クロニクル紙に届いた手紙のコピー=2018年5月3日/Eric Risberg/AP

米サンフランシスコの警察署による手配書とサンフランシスコ・クロニクル紙に届いた手紙のコピー=2018年5月3日/Eric Risberg/AP

(CNN) 米カリフォルニア州で1960年代に発生した連続殺人事件をめぐり、未解決事件に取り組む独立系団体は6日、「ゾディアック・キラー」の名で知られる犯人の身元を特定したと明らかにした。ただし捜査当局は、事件は依然として捜査中だとしている。

法執行当局の元捜査員40人からなるチーム「ケース・ブレーカーズ」は声明で、新たな物理的・法科学的な証拠や目撃情報を用い、ゾディアック・キラーとみられる男の身元を特定したと述べた。

ケース・ブレーカーズはまた、法廷に宣誓供述書を提出したこと、男が以前に使っていた暗室から数十年分の写真を入手したことにも言及。声明で男を名指しし、2018年に死亡した人物との見方を示している。

CNNはこの人物の家族に連絡を取ろうと試みているものの、成功していない。

ゾディアック・キラーは1968年から69年にかけ、カリフォルニア州北部で少なくとも5件の殺人に関与したとみられている。

新たな主張の浮上を受け、サンフランシスコ警察はCNNに対し、事件は依然捜査中だと確認した。

地元当局の捜査を支援している連邦捜査局(FBI)も今回の主張を認めず、「ゾディアック・キラーの事件は捜査が続いている。現時点で共有できる新情報はない」としている。

ゾディアック・キラーは74年まで、警察や地元メディアに犯行を自慢する内容の手紙を送り続けた。37人を殺害したと主張したほか、一部の手紙を暗号で書いたり、犯行の証拠として血の付いた衣類の断片を同封したりしたこともある。

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