クリントン元米大統領が退院、ヒラリー夫人に付き添われ
(CNN) 米国のクリントン元大統領(75)が17日、カリフォルニア州の病院を退院した。同氏は尿路感染症のため先週、入院していた。
かつて国務長官を務めた妻のヒラリー夫人と腕を組みながら、病院を出たクリントン元大統領は、職員とあいさつを交わし、体調を尋ねられた際には親指を立ててみせた。
入院していたカリフォルニア大学アーバイン校医療センターで、同氏を担当する医療チームを率いたアルペシュ・アミン氏は退院を受けて声明を発表。
「クリントン(元)大統領はカリフォルニア大学アーバイン校医療センターから、本日退院した。体温と白血球の数値は正常化した。彼はニューヨークの自宅に戻って、抗生物質の治療を完了させることになる」と説明した。
また「カリフォルニア大学アーバイン校医療センターの皆を代表して彼を治療したことは光栄で、経過の観察を継続する」とも述べている。
クリントン氏は自身の財団の私的なイベントのためカリフォルニア州を訪問し、12日に疲労感を訴え、検査を受けて入院した。血流にまで広がった尿路感染症のため同センターの集中治療室(ICU)に入院したが、医師らによると同氏は治療中元気な様子で、プライバシーと安全のためにICUに入っていたという。