殺人罪で27年服役、74歳女性の冤罪晴れる 米南部
2人は27年間服役した後、2015年に仮釈放を認められた。だが、ダンさんは釈放前に刑務所で死去した。
ブランディちゃんは2人に引き取られる前、別の大叔母の家で暮らしていた。母親は当時ジョージア州にいた。
別の大叔母の元にいた間、ケンタッキー州の当局者が虐待の通報を受けてこの家を訪れていた。だが、大叔母はブランディちゃんの傷は遊び場で負ったものだと説明。捜査はそのまま打ち切られた。
それから35年後、名誉回復を求めていたワトキンズさんの冤罪がようやく認められた。ダンさんも罪が晴れ、死後に無実が認められた。
14日の審理に出席したダンさんの娘はCNN提携局WTVFの取材に対し、「父親には生きてこの日を迎えてほしかった」「彼は自分が無実なこと、罪を犯していないことを知っていた」と語っている。