機内で暴れる乗客、米アメリカン航空便が行き先変更

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目撃者によれば、乗客は操縦室に侵入しようとするなどしていた/Mouaz Moustafa/Twitter

目撃者によれば、乗客は操縦室に侵入しようとするなどしていた/Mouaz Moustafa/Twitter

(CNN) 米アメリカン航空の旅客機が13日、乗客の問題行動を理由に行き先を変更して米ミズーリ州のカンザスシティー国際航空に着陸した。

同航空によると、カリフォルニア州ロサンゼルスから首都ワシントンに向かっていた1775便は、ルールに従わない乗客がいたために、行き先を変更してカンザスシティーに向かった。

同機は現地時間の午後2時28分、カンザスシティーに無事着陸。空港では要請を受けて捜査員が待機していた。

カンザスシティー航空局は、乗客による乗員の妨害があったと説明し、この事件は米連邦捜査局(FBI)の管轄になると言い添えた。

FBIは問題の人物が拘束されたことを確認。米連邦航空局(FAA)も、乗客が起こした騒ぎについて同便の乗員から報告があったことを確認した。

同機に搭乗していた乗客のムアズ・ムスタファさんはCNNの取材に対し、客室乗務員が別の乗務員に照明を点灯するよう叫んでいたと証言した。機体は急降下を始めていたという。

ムスタファさんによると、乗客の男性を取り押さえる手助けをするため、さらに多くの人が機内の前部に駆け付けていた。男性は操縦室に侵入しようとしたり、機体のドアを開こうとしたりしていて、客室乗務員がコーヒーポットでこの男性の頭を殴ったという。

同機が着陸すると、警察とFBIが乗り込んできたとムスタファさんは話している。乗客たちは別の便を手配された。

FAAの統計によると、2021年に報告された乗客の問題行動は12月31年の時点で5981件に上った。うち約72%に当たる4290件はマスク絡みの事案だった。

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