NY地下鉄で刺傷事件が続発、2日間で5人負傷 市の安全対策発表直後
それから1時間もたたないうちに、ハーレム地区の駅構内で被害者の男性が口論の末に腕を切り付けられる事件が発生。男性は病院に搬送され、容体は安定している。
ニューヨークでは18日、元警官のエリック・アダムズ市長とキャシー・ホークル州知事が開いた記者会見で地下鉄安全プロジェクトを発表し、州と自治体、国が連携して心の健康問題や安全問題に取り組むと表明していた。
プロジェクトは21日に始動する予定で、ホームレスサービス局や保健精神衛生局、ニューヨーク市警、支援団体などで構成するチームを必要の高い場所に配備する。
ニューヨークの地下鉄など公共交通機関で相次ぐ犯罪は、全米の注目を集めていた。
この発表の前日には、22歳の男性が列車内で見知らぬ男に刺される事件があり、警察は44歳の男を暴行容疑で逮捕した。
1月15日にはマンハッタンの地下鉄駅でアジア系の女性が列車の前に突き飛ばされて死亡。その約1週間後には、62歳の男性が突き飛ばされて線路上に転落し軽傷を負った。