高校前の銃撃、10代の6人を殺人容疑で逮捕 米アイオワ州
(CNN) 米アイオワ州デモインにある高校の敷地内で7日、建物の外にいた生徒らが走行中の車から撃たれ、3人が死傷した事件で、警察は8日、市内に住む10代の6人を殺人容疑などで逮捕したことを明らかにした。
警察によると、銃弾は複数の車から何度も発射された。
同校の生徒ではない少年(15)が撃たれて死亡した。警察は、この少年が標的だったとの見方を示している。
さらに女子生徒2人が撃たれ、現在入院中。一方の生徒(16)が重傷を負い、もう1人(18)は重体に陥っているという。
地元警察は事件後、住宅5軒と車3台を捜索し、6丁の銃を回収した。
逮捕されたのは14~17歳の6人で、殺人1件と同未遂2件の疑いをかけられている。
警察は事件の現場について、犯行グループが狙った相手はたまたまこの学校にいたが、近所のどこで起きてもおかしくなかったと指摘。警察と学校職員らの迅速な対応が、さらなる危険を防いだとの見方を示した。
事件当時、学校の前で友人の車に乗っていたという女子生徒は、「突然11発の銃声と男子たちの叫び声が聞こえてきた」と話した。