行方不明の女性看守と男性受刑者は「特別な関係」、看守が脱獄に加担の疑い 米アラバマ州

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刑務所から行方不明となったビッキ・ホワイト看守(左)と、ケイシー・ホワイト受刑者/Lauderdale County Sheriff's Office

刑務所から行方不明となったビッキ・ホワイト看守(左)と、ケイシー・ホワイト受刑者/Lauderdale County Sheriff's Office

(CNN) 米アラバマ州の刑務所の女性看守と男性受刑者が行方不明になっている事件で、保安官は3日、2人は「特別な関係」にあったことが分かったと発表した。

行方不明になっているのは同州ローダーデール郡の刑務所に勤務していたビッキ・ホワイト看守と、殺人罪で服役していたケイシー・ホワイト受刑者(38)。2人の間に家族関係はない。

捜査当局は、ホワイト看守がホワイト受刑者の脱獄を手助けしたとみて、2人の行方を追っている。

リック・シングルトン保安官は「ケイシー・ホワイトとビッキー・ホワイトの間には、通常の勤務時間外に関係があったことを確認した。身体的接触はなかったが、違う性質の関係だった」と語った。同刑務所の受刑者らはホワイト受刑者について、ほかの受刑者とは違う特別扱いを受けていたと証言しているという。

ホワイト看守は4月29日午前、手錠をかけられたホワイト受刑者を自分のパトカーに乗せて刑務所から連れ出し、その後2人とも行方が分からなくなった。

保安官は2日、ホワイト看守が受刑者の脱獄を許したか手助けした疑いがあるとみて、逮捕状を取って行方を追っていることを明らかにした。

ホワイト看守のパトカーは4月29日午前、刑務所近くにあるショッピングセンターの駐車場に乗り捨てられているのが見つかった。

20年近くも勤め上げ、模範的な職員だったというホワイト看守は、この日が最後の出勤日だった。先週には退職手続きの書類を提出し、1カ月ほど前に自宅を売って、海岸沿いへの転居を考えていたという。

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