米国の銃乱射事件、先週末に13件 死傷者80人以上

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米国内で先週末に起きた銃乱射事件は少なくとも13件に上った/Bastiaan Slabbers/Reuters

米国内で先週末に起きた銃乱射事件は少なくとも13件に上った/Bastiaan Slabbers/Reuters

(CNN) 米国内で先週末に起きた銃乱射事件は少なくとも13件に上り、計十数人が死亡、70人以上が負傷した。

卒業パーティーの会場や繁華街など、通常なら安全と思われるような場所で悲劇が相次いだ。

テキサス州ソコロでは高校の卒業パーティーの参加者らに向かって容疑者1人が発砲し、10代の5人が負傷。このうち2人は重体に陥った。

サウルカロライナ州サマートンでも、卒業パーティーで1人が撃たれ死亡、少なくとも7人が負傷した。

ペンシルベニア州フィラデルフィアの繁華街で起きた銃撃では少なくとも2人が死亡、11人が負傷。さらに犯行グループのメンバーとみられる1人が死亡した。

テネシー州チャタヌーガではナイトクラブ付近で銃撃があり、2人が死亡、14人が負傷した。

アリゾナ州フェニックスのショッピングセンターでは14歳の少女が撃たれて死亡し、8人が負傷した。

このほかにもミシガン州の3カ所など、計13カ所で銃乱射事件が発生した。

銃暴力に関するデータを収集するNPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」やCNNは、4人以上が撃たれた事案を銃乱射事件と定義する。

米国ではこの1カ月、テキサス州の小学校、オクラホマ州の病院、ニューヨーク州のスーパーマーケット、カリフォルニア州の教会などで銃乱射が続発していた。

GVAによると、今年初めから5日までに発生した銃乱射事件は246件と、年間発生件数が史上最悪を記録した昨年の同じ時期に並んだ。20年の同時期は161件、19年は154件だった。

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