託児所で原因不明のCO中毒、子どもや職員32人が病院へ 米東部
(CNN) 米東部ペンシルベニア州アレンタウンの託児所で11日朝、子どもや職員32人が一酸化炭素(CO)中毒で体調不良に陥った。CO発生の原因は分かっていない。
市当局によると、同日午前7時半ごろに託児所で子ども1人が意識を失ったとの通報があり、出動した消防要員のモニターでCOが検出された。
COの濃度は危険なレベルに達していることが分かり、建物から全員が避難。周囲の都市から救急車が出動した。
地元消防当局によると、子どもと職員少なくとも27人が病院へ搬送されたほか、5人が自家用車などで病院に到着した。このうち17人が、生後数カ月から10歳の子どもたちだった。さらに現場で25人が手当てを受けた。
病院の責任者によると、搬送された患者の一部は体内の一酸化炭素濃度が高く、高度な治療が必要との判断から大学病院などへ移された。正常値の10倍の濃度を示した患者もいるという。
COの発生源は不明。現場では昼近くになっても、消防士らによる原因調査や換気作業が続いた。