米司法省、トランプ氏関連の犯罪捜査に特別検察官任命

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米司法省がトランプ氏の関連する犯罪捜査を監督する特別検察官を任命/Brandon Bell/Getty Images

米司法省がトランプ氏の関連する犯罪捜査を監督する特別検察官を任命/Brandon Bell/Getty Images

(CNN) ガーランド米司法長官は18日、特別検察官を任命し、トランプ前大統領に関連する犯罪捜査の監督に当たらせると発表した。同氏の自宅「マール・ア・ラーゴ」における国家防衛に関する情報の保持や、昨年1月6日に発生した連邦議会議事堂襲撃事件の一部が対象になるとしている。

どちらの捜査にも、トランプ氏の実際の行動が絡んでいる。同氏は15日、2024年の大統領選への出馬を表明した。

ガーランド氏は、トランプ氏の出馬表明のほか現職のバイデン大統領も立候補の意思を示した最近の状況などを踏まえ、特別検察官の任命が公共の利益にかなうとの結論に達したと述べた。

特別捜査官に任命されたジャック・スミス氏は、ハーグ特別法廷で主任検察官を務め、コソボ紛争での戦争犯罪を捜査した経歴を持つ。

トランプ氏は当該の捜査を政治的な動機に基づいたものとして位置づけようとしている。15日の出馬表明の際には、自らを司法制度の「武器化」の犠牲者だと述べていた。

同氏の広報担当者は18日、CNNへの声明で、特別検察官の任命について「全く予想通りの政治的パフォーマンスであり、何の利益も生まない。政治色が強く、他人を攻撃する武器と化したバイデン政権の司法省による無責任な行動だ」と指摘した。

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