トランプ氏と米大統領選巡る捜査、ジョージア州特別大陪審が最終報告

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トランプ前大統領(左)とジョージア州フルトン郡のファニ・ウィリス地区検事長/AFP/Getty Images/AP

トランプ前大統領(左)とジョージア州フルトン郡のファニ・ウィリス地区検事長/AFP/Getty Images/AP

(CNN) 米ジョージア州の特別大陪審は、トランプ前大統領とその支持者らが法律に違反して2020年大統領選の結果を覆そうとしていたのかどうかを調べる作業を完了した。新たな裁判所の文書で明らかになった。

特別大陪審を管轄していたロバート・マクバーニー判事が9日、最終報告書がまとまったことなどを受け、同陪審の解散を命じた。

特別大陪審に起訴の権限はないが、最終報告書は同州フルトン郡のファニ・ウィリス地区検事に刑事訴追の是非を勧告する機能を果たす。ウィリス氏はその後、通常の大陪審に進んで訴追を求めることができる。

ウィリス氏はすでに21年前半からトランプ氏とその支持者らに対する捜査を開始していた。トランプ氏が当時、同州の州務長官に電話で圧力をかけ、大統領選で勝利できるだけの票を「見つける」よう求めていたことが発覚して間もなくだ。

その後、捜査は当該の電話にとどまらず、不正選挙にまつわる虚偽の主張や偽の選挙人を獲得する企てなどにも及んだ。そこには権限のない人物をある郡の票の集計機に近づかせようとした行為のほか、選挙を担当した作業員への嫌がらせも含まれる。

マクバーニー判事は今月24日に審理を行い、その中でフルトン郡の検察などが特別大陪審の報告書を公表するべきか話し合う。特別大陪審は自分たちの最終報告書を公表するよう勧告しているという。

特別大陪審は23人の陪審と3人の代替要員で構成される。22年5月に選出され、召喚状を通じて関係者に証言させる権限が与えられていた。

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