黒海での偵察用無人機の飛行ルート変更、情報収集能力に制約 米当局者

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ロシアのドローンが米軍戦闘機に接近する様子

ロシアのドローンが米軍戦闘機に接近する様子

(CNN) 米国の偵察用無人機とロシアの戦闘機が黒海上空で衝突したことを受けて無人機の飛行経路を南方に移動させたことで、ウクライナでの戦争に関連する米国の情報収集能力に制約が生まれていることがわかった。米軍の情報筋が明らかにした。

米軍当局者は、無人機の飛行距離が長くなると収集できる情報の質が低下すると説明。スパイ衛星によって、ある程度補えるものの、目標の上空にいる時間が短いため、偵察用無人機と比べると有効性が減るという。

ロシア戦闘機と偵察用無人機が今月に入り衝突したことを受けて、米軍は無人機の飛行経路を南方に移したほか、飛行高度もこれまでよりも高くした。これにより、クリミア半島周辺や黒海東部の空域から遠ざかることになった。

CNNが先に、この飛行経路の変更について報じた際、当局者は「挑発的になりすぎるのを避ける」ための取り組みだと説明していた。バイデン政権は依然、米ロ両軍の直接衝突に発展しかねない事態を慎重に避けている。

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